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ピアノは「教育」?

小学生も幼稚園.保育園児も忙しい

感じるのは私だけでしょうか。

情報や刺激が多いかな

学校のまわりのお友達との会話からだけではなく、イオンやパルコなど、みんなが集まるところに行くとワクワクもしますが、同時に、見た物が脳内で想像を膨らませ、色んなことを感じ、考え、疲れることがありませんか。

それは大人である私たちだけではなく、子どもも きっと同じではないでしょうか。

オンライン化が進む中

コロナの影響でお父さんお母さんがおうちでパソコンを通してお仕事をする姿を日常的に見ることも増えて、パソコンやタブレット、スマホを通して情報を得たい、と願う子供達も増えてきたように感じます。

たくさんの情報や多種多様な関心ごとで溢れている今

だからこそ…
しずかに自らの内側に向かう時間を持つことも、もしかしたら癒しになるかもしれません。


ピアノを弾く時に自分の深みにしずまっていくと、内側に、ワクワク湧いてくる世界があることに気付けます。

そこには尽きない水が湧いているような瑞々しさを感じることができます。

そのツールとして、ピアノを弾いてみていただけたら、と思います。

本当に素晴らしいよろこびを味わえます。

気持ちがよいから…やさしいから…

ピアノは「優しい」。
ピアノは「あたたかい」。
ピアノは「しずかで深い深い慰めをくれる」。

ピアノは「教育」ではなく、日常に寄り添う「やさしさ」そのもの

気持ちがよいから弾きたいのです。
美しい音色がわかってきたから、確認したいのです。
身体が喜ぶから、集中して弾きたいのです。
生徒さんのレッスンでこのことを日に日に痛感するようになってきました。


ピアノは第7限目ではないのですもの。
しなくてはならない勉強ではありません。


自分のよろこびのために弾かせてあげたいですね!
自分の喜びを自分で満たせることほど素晴らしい宝はないと私は思います。

いつもよろこびが満たされていれば、こころにゆとりがあります。

本当の安心感で満たされます。

少ないもので充分満足できます。

その充足感を知れば、忙しくなんてしたくない。物や事柄に増やされて時間もこころも掻き立てられる感覚には戻りたくなくなるでしょう。

すると、さらに、自分の知り得たよろこびを深めることに時間もエネルギーも使おうとするようになっていきます。

すべきことも

すべきことが ごじゃごじゃしていないならば、クリアーな頭で判断することが嬉しくなっていきます。

そしてほどよく疲れたら…音に浸ります。

ピアノは愛を受け取るだけのためでよい、と私は思うのです。
それこそが、音楽の本質とひとつになれる幸いが与えられてゆくように思うのです。