自らのよろこびに夢中になって

ノートの書き方は様々です。
この生徒さんはアイディアが次から次へと湧いてきます。絵心もとても豊か。レッスンノートを見せてもらうと日常がどんなに楽しいのか、がすぐにわかります。


ピアノが日常そのものであること

何より嬉しいのは、ピアノが日常そのものであるということ。
最近思うのです。
ピアノは「教育」にしない方がよい、と。

素晴らしい遊びであり、最高の友である

曲ほどエキサイティングなものはありません。曲の中には国があり、風土があり、ダンスがあり、つぶやきがあります。それは私たちの日常と同じです。
その日常を音に表したものが「曲」。
だから曲の中には私たちの日常の全てが集約されているのです。

見るところは横ではなく真上

つい、私たちは「この年齢だったらこれができたらよい、」などと、世の中の経験値で計ってしまうところがあると思うのです。しかし そうすると、それ以下でありたくない、という防衛反応や競争心がはたらくことは少なくありません。
逆に「これだけできていれば御の字」と思うと、それ以上の世界を見る事を忘れてしまう。

知ることは素晴らしいこと!だけど1度見て知ったら、あとは自分のよろこび の極みを見て夢中になっていく

世の中に可能性を最大限に発揮している人がいることを知ることは素晴らしいことです。そしてその「ひと」の可能性と美しさを知ったなら……、あとは目を閉じて「素晴らしい生き方がある!私もできる!」と描いてみる。そしてワクワクして湧いてくるエネルギーを 夢中に生きることに繋げていきたいです。

レッスンほど楽しい時間はない

「わすれな草、やる?それとも、まとめを書いて終わりにする?」
2年生の生徒さん、残り2分という時間になったとき 私は尋ねました。
「うん、やる!」
と すぐに楽譜を開いて弾き始めました。

鼻歌が出てしまう

別の1年生の女の子は、曲と曲の変わり目の楽譜を開く時に鼻歌を歌いました。
うれしいのがよく伝わりました。
「おめでとうメリクリスマス」を弾きはじめました。

楽しい時間の余韻が日々を輝かせていく

今年もあたたかなクリスマスの季節がやってきます。こどもたちは それぞれにクリスマスの曲も練習しはじめています。
おうちの練習時間にクリスマスの曲が流れる。そして21日土曜日には教室でささやかなクリスマスコンサートとパーティー。皆が集まり過ごすとき。

ひとりひとりのよろこびが集まる

ひとりひとりが自分の心の深みに住まい、その住まいをあたためながら心から紡ぎ出すメロディーを響かせていく。そのひとりひとりが一堂に集まる時にはどれほどの幸福が充満するでしょう。

寒くなっていく季節に

みなさま、今日も新しい1日がはじまりましたね!
昨日福島にお住いのピアノの先生仲間と分かち合いました。またその先生の繋がりの方からの情報では、今回の台風19号は震災に匹敵するほどの被害だそうです。テレビ報道は現実ほど大変さが流れていないように感じます、震災の時とは報道が違うので、かえって戸惑って小さな声でしか発信できないです、と。Facebookでのその方の投稿を沢山の方がシェアしていました。


私たちにも出来ることがあります。
現実を知ること。
そして福島を愛すること。
被害を受けられた おひとりおひとりを大切に思うこと。よろこび満ちて日常にもどられていく姿を描くこと。
その小さなアクションが 福島の皆様への希望につなげる実際の行動に導かれていくと信じます。

私たちひとりひとりがどんな時も自らの心をあたため よろこびに生きる時、すべてのすべてが変化していくと思うのです。

どうぞ今日もお元気でお幸せでいてくださいね!
本当にいつもありがとうございます。

沢山の感謝を込めて。
さいたま市緑区/浦和区ピアノ教室
まえだやえこ