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どの子も育つ 育て方ひとつ❶

おはようございます。お元気でいらっしゃいますか。
さいたま市緑区ピアノ教室のまえだやえこです。
今朝は忘れていた夏を最後、取り出すかのように、ギラギラした陽射し。目をしばしば させてウオーキングに行きました。


10月4日 という日が近づいてくると、かならず 内側から湧いてくる言葉があります。


どの子も育つ 育て方ひとつ


10月4日とは、父が突然天に還ってしまった日です。
13年前のことでした。 

そのセレモニーは音楽葬になりました。父は妹のバイオリンが大好きでした。中学半ばから弾いていなかったバイオリン。しかし妹は「バイオリンで送る」と言いました。

才能教育のバイオリン講師の母の従兄弟と、妹のバイオリン、わたしのオルガンで。

まったく忘れていない 感覚。びっくりしました。

どの子も育つ 育て方ひとつ


この言葉は昭和の時代にバイオリンをとおして こどもたちの豊かなこころを育み続けた  才能教育創設者 鈴木鎮一先生の言葉です。


わたしの20代はどれほど 鈴木鎮一先生の生き方に励まされたでしょう。


母も妹も才能教育のバイオリン才能教育で育ち、別の教室でピアノを習うわたしも しばしば合同レッスンや また日本武道館で行われる全国大会に1度だけ参加する際もついて行きました。その  全体を包みこむ「愛」。サラリと風のようであるのに 永遠に残る香りがありました。こどもたちはみな輝いていました。


東京音大を卒業し、同大学の講師の経営教室でピアノ講師となり 教え始めた頃、「なぜ弾くのか」、「なにを教えるのか」という内面的な飢え渇きに答えを与えてくれた本が 鈴木鎮一の著書 愛に生きる でした。


「どの子も育つものであり、それは育て方ひとつにかかっている。だれでも自分を育てることができ、それは正しい努力ひとつにかかっている。」 


へたな努力をすれば、へたな才能が育つ。すぐれた才能を示したひとびとは、それだけ正しくよい努力を積み重ねたひとびとである。 




「能力は生命である」




「右手の非凡な能力はどうして出来たか。繰り返しやったからだ。」




「芸術の道は感覚と心と行為の美しさ、高さを求めることであり、それはもはや技術の領域ではない。精神の領域である。」 



幼いころから 優れた演奏を聴きながら、くりかえし くりかえし美しい音を出せるように、終えた曲も毎日毎日弾き続ける、 鈴木先生の愛溢れる想いが流れるレッスンで育った妹のバイオリンは ときを経ても 美しい音色でした。

秋が深まりゆく季節。父は毎年  天から
思いおこさせてくれているのかもしれません。

「やえこ、音楽は いいな。
    音楽は なぐさめだな。
    ありがとう。 おまえたちの音楽で
    お父さんをおくってくれて。」


永遠に残る香り。

美しい音色を生み出す心と 技術を
今日も生徒さん達に 指導したいと思います。


もう柿の季節なのですね。
今朝は若々しい フレッシュな果肉の柿を美味しく頂きました。

新しい日がはじまります!

今日も やさしさに包まれ、与えられた恵みに集中して 行動できる 素晴らしい日になりますように。

お元気でお過ごしください。
感謝を込めて
さいたま市緑区 / 浦和区ピアノ教室
まえだやえこ