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弾きたくて たまらない


おはようございます。さいたま市緑区ピアノ教室のまえだやえこです。
さいたま市は初秋の明るい陽射しが注ぐ穏やかな朝ですが、みなさまのところはどうですか。


毎日の暮らしのなかに 響きがあること。

それは 深いなぐさめです。
拠り所です。

ピアノはただ「弾く」だけではなく、自分に向きあえる時間ですから、深いなぐさめであり、拠り所になっていきます。


昨日の生徒さんのレッスンを通して その「めぐみ」を具体的におはなししたいと思います。

曲とひとつになるために


その生徒さんは小学生と中学生のお母様。東京駅側まで毎日フルタイムでお勤めし、18:30ごろに帰宅されます。お食事などの家事をなさりながら いつお弾きになれるのでしょう。それでも弾いています。

なぜなら「弾きたい」からです。
「音に向き合いたい」からです。

「弾きたくてたまらない」思いは 時間や状況に影響されてできなくなるのでなく、むしろ 可能を 作り出してしまうようです。

最近 弾き始められたその楽譜は 新しい筈なのに、何度も何度もめくるので 紙が擦れてきていました。聞くと、寛ぎタイムにはソファーにまで楽譜を持っていって、眺め、こころで響きを聴き 歌うのだそうです。

楽譜には書き込がされていました。

「ベートーヴェン28.29歳の頃。聴覚障害の兆候が現れ始めた頃。絶望の恐怖。」
「メロディーラインをなめらかにつなげる」
わたしはレッスンでお伝えしています。「曲の中で感じたことは言語化して書きこむとよいですよ」と。

その方は 実際 そうするようになられました。書く事を通して、その場所の音と深く交わり、そして心の中の印象は より具体的になっていきます。


そのプロセスを通して  こころに響く音を更に聴こうとし、身体は静まっていきます。ついには頭も身体も からっぽになって、曲の深みにひとつとなり、その美しさに合致していく…。

まとめ

世の中には たくさんのお教室があり、たくさんの指導法があります。それぞれに先生のビジョンがおありです。


たくさんあるピアノ教室の1つにしかすぎない 「まえだやえこピアノ教室」ですが、私の立ち位置はかわりません。

それは

音を通して 内側に既に与えられている 素晴らしさに.美しさに出逢い続ける



ピアノを弾くことを通して

❶ 頭も身体も空っぽになり、自らのすべては自然に 開かれていきます。

❷その体験のなかで 曲を弾き続けていくことで 日常ではなかなか味わえない 美しさに気づいていけます。 

❸その感動を味わいたくて 弾きたくなります。 

❹自分自身の内側で向き合い続け弾くことで「あなた」しか出せない 音.響きが紡ぎ出されていきます。

❺その体験の積み重ねで、音の世界の果てしなく広がる素晴らしさと、それを感じ表現することへ、どんどん引き上げられていきます。

❻音を生み出す世界の計り知れない美しさ 、その宙に抱かれ  知り、似せられれ映されていく「人」の素晴らしさに 気づきが深められていきます。

休日の朝に壮大すぎる話で お疲れになったとしたら ごめんなさい💦

これが私の日常なのです(笑)

さあ、今日は日曜日ですね。
もし気持ちが向かれましたら ピアノを蓋を開き、ひとつの音だけでも そっと 紡ぎだしてみてください。
その「自分の内側からうみだされる一音」に 聴き入ってみてくださいね!
今日もお元気でいてくださいね!
感謝を込めて。

さいたま市緑区 /  浦和区ピアノ教室
まえだやえこ