おはようございます。
今日の空は 果てしなく どこまでもひろやかだな、と感じました。
昨日は 合唱コンクールで伴奏をした子がレッスンに来ました。
彼女の表情は ものすごく 澄んで生き生きしていました。
彼女は話しました。
「今回、伴奏譜を めくらなくても見えるように、と お父さんお母さんが工夫して 大きな一枚の楽譜にしてくれて、それだけでも嬉しかったのに、その大きさが大きすぎて指揮者が見えないとわかったら、ほんの少し小さく改めて作ってくれたり…
先生も レッスンしてくれて。みんなと 本当にひとつを味わえてよかった。響きあえて嬉しかった。ステージが終わった時、私は胸がいっぱいで涙が溢れてきたんです。」
「先生は 世界の事や 音楽の深いところを教えてくださりつづけて、世界を知るようになってきて 私は今、こう思っているんです。自分のためにだけに弾くんじゃなくて、自分だけのためだけに生きるんじゃなくて、慰められたり 励ませたり、実際的に具体的に世界を かえていける、そうできるようになっていきたいと思うんです。」
音楽は 無限にひらかれている「愛」そのものです。
その「愛の響き」の中に住まい、楽譜を読み込み 丁寧にたゆまず紡ぎ出していくプロセスは ひとりのちいさな存在を まるで 開かれた大海のように どこまでも どこまでも 本来創られたときの美しさへと変えていく。この姿に感動するのです。
今日 という 新しい日が はじまりました。
わたしには 想いがあります。
ひとりひとりの生徒さんが、音をとおして自らに向きあい、聴く誰もが こころから美しい、と感じる 音色を奏でる演奏者になっていくこと。そして そのすべてをも慈しむ音色を胸に、語らずとも置かれた場所で平和を流しだす存在であること。
もう そうなっている。
そうなのでしょう。
わたしがすべききとは、今日も その 「ひとり」「ひとり」の輝きを 見続けることができることに感謝し、自ら音に向き合います。
お読みくださる あなた様にも こころから感謝しています。
どうぞ よろこびに満ちる1日でありますように。
さいたま市緑区 /浦和区ピアノ教室
まえまやえこ