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自然体で向かい合うピアノ


昨晩は中秋の名月。さいたま市は驚くほど肌寒い夜でした。
皆さまいかがお過ごしですか。
あのね、せんせ。きょうは おつきみ のひ  なの。それでね、きゅうしょくに おだんごでたんだよ。すごいでしょ!
へえ、いいなあ。 あんこが入っているの?
ううん。ただの しろいろだよ。
だけど とってもおいしかったよ。

日常がうれしい。
それを話したくてたまらない。
ほほえみ あいながら レッスンは始まりました。

ハノンも気づけば20番になっていました。
毎回 新しい番号を弾いてきます。


「ミッキーは けっこうひけるように なったんだよ。どうが とってみてもいいよ。」

そう言ってくれたので、録画してみました。
「さいごも きまるようになったよ!」
 「ほんとだね。上手になったね!りっぱだよ!」

水曜日は台風の影響で夕方は ピカピカザーザー、お外に出るのを躊躇う天候でした。「雨だけでしたら傘さして行けるのですが、雷がこうも続くと心配で…。」

わかります。私から連絡して差し上げたかったのですが、レッスン中には出来ず、レッスンの少し前にラインが、その子の時間になって お電話でお話ししました。

自然には敵いません。
「本当にそうですね!どうぞ、今日は自宅に留まってくださいね。」と お話し、代講のお約束をして 電話を置きました。


と、すぐにそのお母様からラインが届きました。
おうちでの練習風景と、今日仕上げを弾く予定だったバイエル。他に、「先生に見せたかった羽のペン。」や、小さなゴムのバルーンがたくさん集まったキャップを 鼻につけてヒュルヒュル 息を吸ったり吐いたりしてアメーバーみたいに動かしているものなど、いくつもの動画でした。



小3の女の子の音に聴き入り、成長しているな!立派だ!と頷き、また面白動画は笑いすぎて なんだか涙が出てきて拭きながら見ました。


ピアノは日常の中の隠れ家。癒し。無限の愛の泉です。
そのなかに いるのがうれしいから 弾く。

どうやら、生徒さん達は 自然に私の感じとるところを 自らも生きているようです。

パンは いのちの糧。
音楽は こころの糧。





いよいよ 季節は 秋へ向かいます。生徒さん達はクリスマスに向けて 日常レッスン曲にクリスマス曲も加わっていきます。11月はおうち練習はクリスマスムードに満ちていくのです。毎年1、2曲クリスマス曲を弾いていきますから、2年、3年と歳を重ねるとメドレーのように弾いていくようになります。
おうちの方々にも よろこびが溢れるピアノになるでしょう。

みんな みんな 上手くなっていく。
みんな みんな 益々音楽のなかに 浸り 夢中になっていく。

生徒さん達とともに 季節は深まりゆきます。

ふと、父母 妹を 愛おしく感じました。

さいたま市緑区 / 浦和区ピアノ教室
まえだやえこ