生徒さんの曲を弾きながら思う。
弾けるようになるために 切羽詰まって弾かなくていいんだよ。
まだ うまく弾けないなんて よりも 、思い方を選んでほしい。
ねえ、
ほらほら！
ここのパッセージは美しいよ。
ほら！聴こえる？
ここは なんて 寂しいだろう。
この種類の寂しさを君は日常で感じたことはあるかしら。
けれど、その寂しさは なんて慰めを 残してくれるのだろうね。
まだ 来ぬ未来のためにではなく
「今 ここ」で 音とひとつになるために弾いてください。
その 積み重ねる日々の先には
あなたが 知らない 美しき 世界へ
かならず 曲は連れて行ってくれるから。
写真
お友達がニューヨーク郊外 「待ってたよ！と迎えてくれたのよ！」と話して送ってくれた木の写真。
主人の少年時代からの旧知、軽井沢 オテルド バルトさんのメインダイニング。窓辺。
さいたま市緑区 / 浦和区ピアノ教室
まえだやえこ