· 

ベヒシュタインに憧れてきた理由


このピアノに向き合っていくうちに、
目の前に今置かれた楽器の持つ潜在的な力をも引き出していける感性と耳、テクニックが育まれていく。
大学時代に「ベヒシュタイン」というピアノについて 書かれている記事に出会いました。ベヒシュタインの創業者の方の言葉だったと記憶しています。
当時私は20歳。
ベヒシュタインに憧れはじめました。
実は他の世界最高峰ピアノの スタインウェイも ベーゼンドルファーも何度も何度も弾いたことがあるのに、ベヒシュタインは1度もありませんでした。それなのに憧れている。
スタインウェイもベーゼンドルファーもそれはそれは凄いピアノです。音色の艶、ふくよかさ、ダイナミックさにこころ高鳴り 感動に満たされます。しかしなぜなのか 欲しいと願ったことがありません。
だけれども弾いたことのないベヒシュタインをずっとずっと願い続けてきました。
願いをあたためている中で、いつかの時を夢みていました。叶えられなくても願っているだけで幸せでした。突然その時が与えられた!叶えられたのです。
あれから3年。不思議です。このピアノ。ドイツで1929年(ヒトラーがドイツ首相になり国を牽引し始めた4年前)につくられた このピアノご自身が生徒さんを導いているように感じるのです。紛れもなく世界最高峰なのに まるでこの者の同じ位置に寄り添い、共に、生徒さんの中にある輝きを音色にのせて引き出すのです。
どんな生徒さんをも ありのままで包み、響きあうよろこびへと導く。ピアノが生活の一部である豊かな恵みの事実を 日に日に増し加えながら与え続けてくれるのです。
プティちゃん ハッピーバースデー🎂
昨日7月2日で7歳になりました。
可愛いいでしょう!ちいさな生徒さんがプティへ書いてくれました。
「プティ、誕生日カードだよ!よかったね!」
その子は昨日がお誕生日。その子もわたしも 生涯、7月1. 2日とお誕生日が続くことを忘れないでしょう。私はその時 必ずその子の音色とよろこぶ姿も浮かぶでしょう。
生徒さん全員のレッスンを隣の1つ空間の小屋で聴いているプティ。
みんな 素敵だね、プティ。
すやすや夢でもベヒシュタインの音色を聴いているの?プティちゃん。
生徒さんはみんな 音楽に たっぷり愛されているよね。
よかった。プティも。みんなに愛してもらって。

どうかこれからもママちゃんと一緒に これからも みんなみんなをお迎えしてください。

感謝しています。「ベヒシュタイン」に出逢いたい、という願いを与えてくださったことを。
その願いをかなえてくださったことを。
そして、この者が毎日  音のよろこびに生きることを見守ってくれる 主人とプティに。
(2019.7.2  プティの誕生日に記す。)
ただ今 満員御礼ですが 通いたい!と思われる方に通ってほしいという願いはいつも持っています。ご希望があれば在籍生の時間を調整し2枠可能です。