みなさま いかがお過ごしですか。こちらは静かに雨が降っています。
しっとりと大地は潤い、植物たちにとってどれほどの癒やしだろうと思います。
雨の日曜日、ゆっくりと本でも読み 過ごそうかな。そう思いましたら やさしさに満たされました。
ところで 私は生徒さんたちに、今までレッスンした中で好きな曲はずっと弾いていってね、と励ましています。
そうだからでしょうか。レッスンが始まる前に立ったまま、思い浮かんだ懐かしい曲を弾き始める子は沢山います。
折に触れ、レパートリーを弾いてもらうと、レッスンで弾いていた頃よりもずっと円熟し 自然体になっていることに驚きます。そっと聴かせてもらいながら 私は思うのです。
「自分のすべてを受けとめてくれるレパートリーがあるって素敵なこと。それはたった1曲でもいい。」と。
ピアノは癒やしです。
ピアノは慰めです。
ピアノは励ましです。
ピアノは夢です。
ピアノは希望です。
ピアノは「いま」を生きる「力」です。
このことを自然体で感じることができる人は幸い。
けっして「ならっているから」や「宿題が出ているから」弾くのではないのです。ピアノから よろこびをもらい、曲たちの中で自由に弾く楽しみを味うために 習いに来てくださいね。
教え始めて24年。たくさんの出逢いがありました。かけがえのない大切なおひとりおひとりです。
わたしは願っています。
遠く離れた生徒さんたちに 今なお 当時弾いた曲が宿り、時々に あたあため、励ましていてくれることを。
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