教室の生徒さんは、みんなみんなピアノが大好きで、ピアノがあることを本当に喜んでいます。
それでも それぞれ いろんな時があります。
積極的に弾いてうれしそうだったのに、突然、弾くことからしばし遠ざる時があります。
「そういうこともあるわね！」とはじめのうちは 楽観していたお母様も、「どうしたのかしら。」「どうしたら 前のように 弾くようになるのかしら。」と心配になってきます。
どうしたのでしょう。何がきっかけだったのでしょう。
その心配なお気持ち、よくわかります。
でも、お母さん、大丈夫です。ほんとうに大丈夫です。先生も気づいていました。その上で大丈夫だと言います。
と言いつつも、私も同じように感じて、どうしたんだろう、と思い巡らします。
このような時は その子との向き合い方や レッスンの内容を振り返り 見直すチャンスが来たと とらえます。
お母様にとっても、また、お子さんにとっても 成長への過程のひとつだと思ってはいかがでしょうか。この時だからこそ、習おうと思ったきっかけを思い出してみませんか。
子供の頃から通っていらっしゃる大人の生徒さんたちも、いろんな時があったように思います。
しかし、小中高、そして大学…今と その時々に ピアノがあってよかった！と感じる瞬間が積まれていくうちに生活の一部になってきたのです。
おしごとで忙しい日々の中でも、弾いてきた数々の曲があることは うれしい、と おっしゃいます。
彼女たちは 小さい時から 弾いてきた曲を今でも 大切にしています。
弾きながら それぞれの時期の自分とともに過ごし、その時の自分と遊び 楽しむことができます。
ピアノから もらう 嬉しさは、想像以上です。
誰でも そうなれるのです。なぜなら、ピアノは自分のいちばん近い親友のような存在だから。
だから たとえ 練習が進まない時があっても、小さなこと。おおきな おおきな これから体得していく喜びを期待して、おおらかに そんなお子様を…ご自分を ゆったり眺めてみてくださいね！
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まえだやえこ
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