大好きな先生仲間からの
お誘い。
ときめいた!
しかし
やすみに入っても
自宅で
ずっと終わらぬ仕事に向かう主人。
4日から
ようやく休みに入ると聞いていた。
残念だったが
また次を楽しみに
させて頂くことにした。
なのに
主人ったら
自分は
テニスを朝から夕方まで
入れてしまった様子。
‼️
「ご、ごめん。
僕のテニス🎾は君のピアノと
同じなんだよ!」
だなんて、
笑ってしまう。
もう!
それなら出かけられたじゃないの!
と、言いながら、
日没に
夕食を楽しみに帰ってくる
少年のような姿が浮かんだ。
また
足元にくっついている
プティ。
こういう日もあるわ!
と 笑みがこぼれた。
カーテンを洗い
アイロンをかける。
シーツを洗い
眩しい青空の下に干す。
プティのペースに合わせた。
時間なんて気にしない。
足の裏の感覚を
一歩一歩 感じながら歩く。
しあわせは
すぐに舞い込んできた!
ガーデニングのお友だちが
前庭で
お手入れをしているのに出会った。
花話題がそのまま
あいさつだ。
前庭には
白のモッコウバラが満開を迎え
その下には
紫色のスイートピーや
レースフラワー、
薄い水色の 矢車草
忘れな草などが
そよそよと風に吹かれ
歌っていた。
「モッコウバラはこの春が終われば
庭に移植するって決めたわ。」
「じゃあ、ここでの輝く白は
見納めね!」
「そうね。
今、ここに招く四季咲き薔薇を
検討中なの。」
話は次から次へと膨らんでいく。
彼女とのはなしは
五感が豊かに動かされる。
まるで 一枚の絵画のように
場所を
彩りで
歌いそよぐ風景とする。
美しい草花に出逢えば
自らの庭を思い巡らし、
ぴったりの場所が閃けば
招き入れる。
あさに
日の沈むころに
愛でる。
そして
永き楽しませてくれ、
花が終わりを告げる頃、
丁寧に種を採取する。
その種を乾かし保管し、
翌年には
ガーデンのレイアウトをイメージし
満開の春を憧れ見、
種を蒔く。
「やえこさん、さしあげるね。」
そんな和やかな
季節季節の分かち合いは、
いつも
もてなしを受けたように
ワクワクする。
遡って
我が家のオリーブが育ち
鉢が小さくなったときのことの話。
冬は根も眠りに包まれて
緩やかに力を蓄えるとき。
その時の方が痛まないから、と
真冬にも かかわらず
防寒対策をして
共に植え替えをしてくれた。
さて 始めてみれば
根っこがあまりに張りすぎていて
なかなか抜けない。
思い出すだけで
面白くて笑ってしまう。
顔を見合わせた。
そして
吹き出した。
「うんこらしょ、どっこいしょ
なかなか カブは抜けません」
とか うたって
最後には
ひっくり返ってしまい
また
大笑いした
冬の日。
冬が来て
春を待ち望む。
春の訪れに心ときめき
爽やかな風薫る新緑に
新しい 若い 日々への力を頂く。
その傍に
お茶を楽しみ
パンを焼き
そして
どの日常ごとのなかにも
日ごとの糧があることに
気づかされていく。
行楽も楽しい。
旅も楽しい。
しかし
ひとりで
日常を慈しみ
部屋いっぱいに風を通す
この時間も
かえがたい
よろこびの時間だ。
母の新作の
クロスステッチを
眺めながら思った!
ピアノを弾こう。
アフタヌーンに
美味しい
アールグレイを淹れるのを
楽しみに!
さいたま市緑区 / 浦和区 ピアノ教室
まえだやえこ
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