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弾くまえにすでに「ある」


椅子にすわる。


こころしずめる。



弾くまえに
弾こうとするパッセージが
もう聴こえている。





その
すでに「ある」音を
紡ぎ出していく。




「音」
わたしの中に 
すでに泉となって与えられている。

こころの耳を澄まし

今出した音と
次の音を
聴き続ける。

そして
とどまりつづける。


弾くことは
音とひとつになること。


さいたま市緑区  /  浦和区ピアノ教室
まえだやえこ