なんと
表現したらよいのでしょう。
この
しずかな 時間には
なつかしさと
せつなさ
そして
こころの深みに 与えられている
願いを実現するために
力づよく 選択し
していこう!
と新しい決意が生まれるのを
感じます。
最近
レッスンの内容を
少しずつ、
そして
出来れば
さらに
ゆるかでありながらも 加速的に
加えていきたいことがあります。
それは、
今まで以上に
生徒さんが、
本当に美しい音色を
うみだしたい、
と欲求が高まるように
導きたい
ということです。
粘りづよく
レッスンでも
何度も何度も何度も
練習してもらいはじめました。
コツコツを付き添います。
ぐっと集中して
数回同じことを繰り返すと
必ず変化します。
その体験を
小さいうちから
味わってもらいたいのです。
弾くことができても
美しい音色とは遠い弾き方ですと
聴く耳は育ちません。
また
音色を追求しない弾き方が
当たり前になって育ってしまうのは
もったいないです。
美しい音色を
生み出す…とは
一音ずつに響きがあり
なおかつ
流れがあり
うたとして聴こえる様に
紡ぎ出すことです。
ピアノは
指で叩いて
音を出すように見えますが、
実際に叩いて出すと
音は 痛く、きつく、
すぐに響きが消えてしまいます。
腕全体の重さを
指に のせて、
重さを
次の音にシェアしながら乗せる。
その為には
手首をしなやかに柔らかくする。
指に重さを乗せるためには
指の関節がしっかりし、
支えられなくてはなりません。
ところで
この教室の保護者の方々とは
「先生に ゆだねます。
おまかせします。」
という、
本当にありがたい
やさしい信頼関係が与えられています。
だからこそ、
在室してくださっている
大切な年月の間に
美しい 演奏ができる
揺るぎなくしなやかな力を
育ててあげたいと思います。
もちろん、それぞれの速度や
ピアノに求める想いの熱量は違います。
その上で
それぞれのペースで
そう関わっていきたいと願っています。
まとめますと、
わたしが生徒さんに
いちばん
習得し続けていってほしいこと。
それは
⬇️
音楽は美しい。
ピアノの音色は美しい。
ちいさなバイエルも
指のトレーニングのハノンも
全てが
本当に美しく
おもねない
自立した演奏へ
豊かに育まれ続けますように。
です。
その為に行う
片手ずつの練習。
丁寧に丁寧に
感覚を確かめながら
生まれくる音を聴いていく
この 練習は
とても とても癒されます。
そして
曲の願いを
曲自身が語ってくるのを
感じるようになってきます。
それはそれは
本当に幸せな体験なのです。
また
身体が力んでいないので
リラックスしているのです。
このピアノの向き合い方を
体得すればするほどに
確かなよろこびに
目覚めていくのです。
🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱
私が音楽大学を卒業したての
20代。
まだレパートリーが少ないのに
演奏させて頂く機会が多く、
時間もお金も余裕もない中で
もがいていました。
本当に美しい演奏とは
どんなものだろう、
と。
その中で出逢った
一冊の本があります。
「心で弾くピアノ」
著書 セイモア バーンスタイン
師の言葉は
今尚
思い出しては
新鮮です。
じぶんの心と向き合うこと
シンプルに生きること
成功したい気持ちを手放すこと
積み重ねることで
人生は充実する。
92歳 セイモア バーンスタイン
🌸🌸🌸🌸🌸
今日は
難しいお話しになってしまい
ごめんなさい。
それでも
最後まで お読みくださり
ありがとうございました。
書くことで
自分の心が素直に見えてきて
本当に有り難く思っています。
みなさまに感謝しています。
これからも
美しい音色を生み出す 秘訣を
わかりやすく
少しずつお伝えできたらな、
と思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱
さて
今日のさいたまは
雨が降りそうな寒空です。
桜の花が長くもってくれると
うれしいですね!
みなさま
どうぞお元気で
よき週末をお過ごしくださいね!
さいたま市浦和区ピアノ教室
前田弥生子
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