下町が火の海となった日
昭和20年 3月10日
東京の下町に爆弾が落とされ
火の海となりました。
今は天に帰った父の
幼い弟 妹たち
母が天に帰りました。
先に疎開した
父と祖父に連なる予定だった
その前日のことでした。
そしてあすは
東日本大震災 記念日です
真っ白な 雪道に 春風香る
わたしは なつかしい
あの街を 思い出す
叶えたい 夢もあった
変わりたい 自分もいた
今はただ なつかしい
あの人を 思い出す
誰かの歌が聞こえる
誰かを励ましてる
誰かの笑顔が見える
悲しみの向こう側に
花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう
夜空の 向こうの 朝の気配に
わたしは なつかしい
あの日々を 思い出す
傷ついて 傷つけて
報われず 泣いたりして
今はただ 愛おしい
あの人を 思い出す
誰かの想いが見える
誰かと結ばれてる
誰かの未来が見える
悲しみの向こう側に
花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう
花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう
花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
いつか恋する君のために
どこに住むかたも
どんな状況におられるかたも
みんな みんな
平安に包まれますように。
おひとりおひとりの
「あの日 あの時」の
痛みが
癒しへと向かいますように。
そして
あたらしい
よろこびが
静かに ありますように。
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