
今年は
子供のサマーコンサートは
なし
にしようかな、と思った。
クリスマスコンサートは
きっと
みんな楽しみにしている。
その数ヶ月後の
来年の3月29日には
発表会の予定。
うん。
イベントは
そんなになくてもよいかな。
ひとつ
減らしてみようかな、と
ふと思った。
ただ、
ピアノを楽しんで弾く。
それだけでも
充分じゃないかな、と。
しかし
生徒さんの 希望を聞いてみよう!

今年は
サマーコンサート、
どうしようかな。
したい?

すると
聞いた子 のすべて
したい!
と。

どの生徒さんも
笑顔で そう答えた。
サマーコンサートが初めての
ちいちゃな子も
考えて
「する」
と。

ああ、
したいんだ!
そうなんだね!
中3のお姉さん達も
「あったらいいです!」
と言いました。
わたしは
なんだか
なごやかな気持ちになりました。
楽しみにしているんだ。みんな。
そうなんだ。
きっと この子達は
例年通り
新しい はじめての生徒さんも
まるでずっと一緒にいたように
あたたかく
なごやかに
あるがままを
よろこびあって
過ごすのだろうな、
と感じました。
そのような姿が
本当に
自然に目に浮かんできました。

コンサートの後の
ティータイムには
いつものように
おやつを焼いてあげよう。
クリームと
フルーツを乗せて。
冷たい 飲みものも
準備してあげよう。
そう思い巡らしていると
私のどこかから
じんわりと
力が溢れてきました。
みんな みんな
可能性に満たされた
素晴らしい子たち。
それはピアノだけではなく
ひととしてのやさしさ、
ひろやかさ、
美しさが
どこまでも 増していく姿。
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みんな みんな
うれしく あれ!
みんな みんな
しあわせ満ちる時間で あれ!
わたしは
ひとり ひとりを
よろこんでいます。
まるで
それぞれが
ひとりしかいない生徒さんのように
大切に思っています。
かけがえのない
「きみ」
が、
この夏をとおして
一段と 素敵に輝いていきますように。
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さあ、
名曲を弾いていこう!
できる限りの美しさを求めながら。


