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ひとりひとり オリジナル




すこやかな日々を感謝する
そんな ささやかな思い。


桃の節句には
そのような
しずかな願いがあるように思う。

     







ひとりひとりの生徒さんの曲と
対峙するとき


生徒さんは 
どう感じて練習しているかな、と 
ふと思う。




また、
ひとりひとりの生徒さんの
弾いている呼吸感に
寄り添おうとするとき

その生徒さんが
今 少しでも
曲の音と ひとつになれる為に
何が必要かな、
と思う。








ひとくくりではない。

ひとりひとり
オリジナルなんだ。



みんな それぞれ
それぞれで 
自分の美しさを見出したいと
こころの深みでは
きっと感じていると思う。


みんな みんな
それぞれの日常がある。






ピアノは
自分によろこびを与えてくれている、
と感じられたなら。





教えること以上に、
成長や結果を望む前に、




その子の
今の位置に
音楽が寄り添っている、という事実を
知っていなくては、と思う。





ピアノは
よろこび自由を
豊かに
感じさせてくれるものだから。





もうすぐ3月。


春はもうすぐそこまで
きている。




そして、


春は
いつも 
私たちのこころに
やどっているように 感じた。