弾かずにはいられないのです。
「なんでわかるの？
わたしの深いところの想いを！」
弾きながら、
驚くのです。
わたしの毎日のピアノ日課のことです。
数日前から
毎日毎日
弾いているピアノ日課の
曲順を変えました。
一曲10分以上の大曲を
前半に思い切って何曲も出しました。
もしかしたら、
今日は
前半で終わってしまうかもしれない。
でも、
やっぱり弾きたくて
たまらなかったのです。
あああ、買い物行く時間に弾きたい。
なんとか冷蔵庫のもので
ならないかな。
この順番は素晴らしかったです。
やはり、
おそろしいほどの時間をかけて
弾いてきた曲には
いのちのほとばしりが
これでもか、これでもか、と
迫ります。
一気に5曲弾いても、
疲れるどころか
力が体の深みから湧き続け、
気持ちはスッキリと
晴れわたっていきます。
音楽の力はすごいです。
自分の力をはるかに超えます。
わたしの想いをはるかに超えます。
次から次へと
様々な感覚や想いや、
また、情景や、
真実を見せ続けてくださる。
こんな素晴らしい時間は
ほかにあるでしょうか。
と同じくらい、
レッスンはどれもが
エキサイティングです。
感動がたくさんです。
昨日の5人の生徒さんのすべてが
嬉しく
素晴らしいなあ、と
感じることに満ちていました。
毎日、毎日、そうなのです。
おうちのピアノ時間を
この生徒さんは書いています。
ノートを使わない子もいます。
その子その子が
楽しくなる形が1番よいのです。
弾く内容も、
その子その子で違っていいのです。
その上で
どの生徒さんにも共通するわたしの願いは
少しでいいから、毎日続けよう！
ということです。
なぜなら
弾き続けるなかで
毎日1ミリ単位で
新しい気づきが与えられ続けて、
確実に音の世界との関係が
深まっていくからです。
この生徒さんには
確か、「毎日15分続けようね！」
と伝えたかな、と思います。
それがいつのまにか
弾く時間が自然に伸びているようですし、
弾かない日はないみたいです。
たとえ弾かない日があっても
わたしはいいと思うんです。
でも、お母さんに言われるでもない、
先生に言われるでもない。
自分で弾きたくて弾いているのです。
ここに
わたしは感動するのです。
先生のわたしが
この子を微笑ませたくって
楽譜にパパッと書いたイラストです。
すると
次の週の
練習帳に「わたしも！」と
応答するように書いてあります。
さらに表情豊かになって。
この語るでもない、無言の中での
ささやかな応答に
なんともいえない
ほのぼのとした喜びと感謝を
感じずにはいられません。
ああ、
この子はピアノを喜んでいるんだな、
と。
そして
この子は自分で自分のピアノとの世界を
考えて楽しんでいるんだな、
と。
先生の力でうまくなることは
沢山あるでしょう。
でも、
本人の意思が動かずに
ねばならない、で過ごしていったとしたら
ピアノとの関係に
やさしさや温もりや
また腹の底から突き上げてくる勇気や、
力は感じることはできるでしょうか。
わたしは信じています。
すべての生徒さんのなかに
自分の意志で
自分のよろこびを生み出し、
自分で行なっていく
本来の力があることを。
毎日弾かずにはいらなくて
弾き続けるわたしのもとには
きづくと、
弾かずにはいられない生徒さん達に
満たされていました。
奇跡です。
しかし、
しかし
握りません。
たとえ
弾くことに疲れた方がいらしても、
弾くことにちっともよろこびを
感じない方がいらしても、
みんなみんな、
そのままでよいのです。
この空間で
ありのままでいてよいのです。
弾けなくたって、
弾きたくなくたって、
音の鳴らさない空間で
やさしさに浸ってよいのです。
ほんとうに。
音の世界は
私たちの願いや希望を遥かに超えて
やさしさと
無条件の愛に満ちているからです。
ありのままでいていい。
今毎日、
「音と生活日記」をこのページで綴っていますが、
以前は
ノートで日記を書きつづけていました。
今、ノートも書いています。
そこで
いつも書いていた詩があります。
わたしが音の世界のなかで
知ってきた世界です。
この詩を記して
今朝は終わりますね。
⬇️
「ただそこにいるだけで許される感覚。
自分をうけいれ
あたためられることで
ひらくこころがそこにある。
安心と思える環境で
こころとからだを ゆるめて
つながる。
空間と…
音と…
そして自分自身と…」
台風が到来するようです。
運動会の学校も多い土曜日。
午前中につめて決行の学校も。
お昼までお天気が守られますように。
しあわせな思い出が残りますように。
みなさまも
どうぞお元気でお過ごしください。
感謝を込めて
まえだやえこ
お友達の
岡崎曜子さんが届けてくれました。
可愛くって食べられないんです💦