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癒しの雨に


やっぱり ふってきた雨。

カットしたばかりのプティを 抱えて
小走りに家へ向かった。

行き、プティは嬉しそうに歩いた。


おおきな空の下
軽い 小さな身体は
一歩一歩前に進む。

帰り道
急にビー玉のような雨が
ぼつ ぼつ
音を立てて落ちてきた。

慌ててプティを抱えた。
プティは私の胸の中で
前方を直視し進む。

時折 
頭をこちらへ向ける。
私の鼻をひと舐めし、
また前方へ向かう。


ふと、
夏を過ごしてきた身体を感じた。


どうか疲れた身体を癒してください。

いや、私は
あまり疲れてはいないと思うよ。

しっ🤫
しずかに
歩幅を感じて
歩いてゆだねよう。



やさしく しずかに
祈りが 湧いてきた。



病にいる方、
身体の倦怠感にいる方、
きもちが 辛い方、

癒しの雨よ、
ふりそそいでください。





しずかな雨の音。
 
心臓の鼓動。

脈うつ身体。
 
いのちの鼓動は
たえることがない。

いのちの輝きを回復させてください。



今年残すところ3カ月に
いつもしずかな よろこびが
伴いますように。

夏の猛威に照りつけられた大地が
癒されますように。


わたしも大地とともに
なぐさめをうけた。



さいたま市緑区 浦和区 ピアノ教室
まえだやえこ