素晴らしい1日〜富山演奏会の為の旅①


おはようございます。

私は今富山のホテルにいます。


夜は12時にホテルに戻り、
それからよろこび覚めず、
ノートし、
2時半にベッドに入りました。


しかし、4時に目が覚め、
今このブログを綴っています。





昨晩は
富山時代の恩師の還暦祝いのガラコンサート。
私は12年ぶりの富山の地でのピアノです。
最後は
父が召され、
さいたまに居を移す決意をし、
自宅を手放す母の願いで行った
実家でのコンサートでしたから。




20代まで弾いた
懐かしいホール。
この空間の静けさの中で
音だけに向き合う、
音の臨在の極限まで引き上げられていく
よろこびは
言葉に表すことができません。

どんなに幸せだったかを
今感謝と共に想います。



 
私は、この会場に
天に帰った父や、祖父母、
おじを招く想いが与えられていました。




私のピアノをずっと愛してくれていた
大切な存在。




演奏前に目を閉じて会場に座っている時に、
目には見えないけれども


ああ、私を待っていてくれていたんだ、
と感じとっていました。


ああ、響きあいたい。と願い、
本番へと向かいました。






岡野宏映先生門下生は
昔から素晴らしい演奏をする
生徒ばかりでした。





今回、
やはりすごかったです。
プロの作曲家になった
男性門下生の自作自演もすごかった。




「みんなソリストとしてお金頂いて
演奏するのに、無料コンサートで 
なんか悪かったわよ。
みんなひとりひとりが
素晴らしかったもの。」
宏映先生は終演後
ぽつりおっしゃいました。

それほど、仲間達は
素晴らしかったです。

私は
ほとんど全てを客席で聴きましたが、
本当にまっすぐ音に向き合い、
テクニックも表現も練り上げ
真摯に演奏する姿勢に
感動しました。




しかし、今回は、
先生の還暦をお祝いするコンサートです。

皆様とともに響き合って過ごすことの
出来るひとときこそが
宏映先生へのいちばんのお祝い。



そして、最後に門下生のひとりと
デュオ(2台ピアノ)をされた
宏映先生と、彼女の演奏の素晴らしいこと。


息をのみました。




パワフルで緻密な演奏。
会場にラフマニノフの独特な響きの世界が
厚い雲のように覆い、
そして、全体を天に引き上げていくような
力がはたらく凄み。




生涯いつまでも弾き続ける姿に尊敬と
いのちの輝きの美しさが
私の魂につきあげてきました。







おふたりの演奏が終わった直後、
皆で舞台に並び
お客様にお辞儀しました。

丁寧に謙遜に、
そして持ち味の可愛らしさが自然に溢れる宏映先生のご挨拶。

中央に立つ宏映先生のよろこびは
響きすぎるほど 響きました。

お客様の割れんばかりの拍手は
一人一人の演奏者を育てた 
ひとりの女性を祝福するものでした。



きてよかった。
きてよかった。





 今回の富山の2日は
この今日のブログでは書ききれません。




私を支えてくださった
まだまだ大切な方々との交わりが
今回、深くあります。




何回かに分けて、
綴って参ります。





門下生のご両親の経営されている
終演後のパーティーの
イタリアンレストランも
素晴らしく、
食事は、そのオーナーマダムの前に席が与えられ、料理や店内のこだわりなどをたくさん話してくださったことも、
数回のブログの後にお伝えしたいと存じます。

本日はここまでで。


皆さま、お元気でお過ごしくださいね!

さいたま市緑区 浦和区  ピアノ教室

まえだやえこ