それぞれの場所でピアノに向かう


さいたま市は酷暑が続いています。

朝の8時を過ぎると、
アスファルトが熱くなっています。



愛犬プティのお散歩は
5時半にスタートする日々です💦





みなさま、
いかがお過ごしですか。

おかわりありませんか。

今日は、
即興で「祈り」 
を弾かせて頂きました。


みなさまもご存知の通り、
西日本豪雨災害の影響は甚大です。


親しく分かち合ってきました 
フェースブックのお友達が
岡山県倉敷市真備町在住です。

心配しました。

そのお友達は
フェースブックで
現実を克明に投稿され、
ご自身もご家族も
本当に大変な状況なのに
希望を失わず、 

お仕事である
障害施設の住居者様の安否を気にし、
職場に戻られています。

私はそのお友達に何ができるだろう、

いてもたってもいられず、
すぐに
レッスンとレッスンの合間に
即興で祈りを録音し、
フェースブックに投稿しました。

それが冒頭の演奏です。



少しのちに、
ご本人から、
今のご心情と重ねて
気持ちが溢れるコメントが
送られてきました。







祈りと音で
私は希望を見ることを
改めて体験し始めています。





ピアノは
その時々の想いを抱えたまま
音に向かわせてくれます。




このような事が起こった
その只中、
私は最近、
レッスンで特に感じることがあります。




生徒さんひとりひとり
それぞれの状況や環境があり
その中で、
夢中になって
曲に向き合っている姿…

その姿を尊いと感じる、ということです。



音に浸り、夢中になって音を紡ぐ。

小さな子も、
小学生も中学生も
大学生も大人も、
ただただ音に向き合っている。

そして、今よりすらすら弾けるように、
美しい演奏になるように

弾き深めている。



その時間は
価値ある時間、だと私は思います。


音は言葉がありません。
しかし、
響きや 振動は
空間を満たして
心そのものが溢れ流れだしていきます。






具体的な気持ちを込めなくても
その時間は、
ひとりひとりの
1番美しい想いが表される時。

そう感じるのです。




この

ひとりひとりの
置かれた場所で、
音に向き合う時間が
楽しく、心満ちるものになってほしい、

そう思います。



この夏の生徒さんは

幼稚園のお泊り会、
夕涼み会(おばあちゃんが浴衣を準備してくださったそうです。可愛いいですね(๑˃̵ᴗ˂̵))

炎天下での金管パレード、
プラカード持ち、

また今月末には
吹奏楽コンクールがあり、
その練習の日々。

また、
ピアノオーディション、
そしてピアノコンクールの練習。


部活動の大会や合宿。

塾。

就職が決まり、大学生最期の夏休み。

お子さんの夏休みを迎える
お母さん生徒さん。

介護をなさりながら
家事と仕事に頑張る生徒さん。

毎日お仕事に励まれる生徒さん。
 
浦和 夏祭りで
女性でありながら、
鉢巻を巻いて
髪をお団子に固めて
男性に混ざって
お神輿を担ぐ生徒さんも(´⊙ω⊙`)!




みなさん、みなさん、
本当に本当に
それぞれを精一杯過ごされています。


立派です。


その中で
ピアノが
大切な場所になっておられることを
本当に尊く思います。



おひとりおひとりが
ありのままで
音に浸り、向き合い、 
紡ぎ奏でていけますように、

これからも
レッスンをして参ります。


気温が高い日が続きますね。
どうか、
お身体を大切にお過ごしください。


さいたま市緑区 / 浦和区 ピアノ教室
前田弥生子