
先週金曜日から
日曜日まで
芦屋の修道院で過ごしました。
その3日間は
静かな中で
音だけに向き合いました。



1日に2.3時間
みなで 賛美で響きあう。
あとは
ひとりで
静かに過ごす。
賛美は
ラテン語やハワイ語
英語、
そして日本語。
ほんとうに美しい。
この
天に捧げる賛美が
天にも地にも
地の下にも
しずかに響いていくのを
感じました。
メインの旋律に
ずれて
遅れて、
また、
まったく
楽譜に無い音を
響きのなかで 聴いて
うたう 数人の声に
ほんとうに
天を見るようでした。
細い細い声なのに
大きな教会堂の隅々まで
さんびが流れます。

天の声を聴く耳と
天のよろこびを見る目が
普通では聴こえ得ない
妙なる調べを
キャッチする。
ほんとうに
驚きました。

日曜日の礼拝のための
土曜日のさんび練習では、
10人の賛美隊、
その中に入れてもらいました。
1時間程歌ったあとに
立ち位置を変えられました。
2列目左2番目の私だけを
前列右2番目に変えられました。
どうしてかしら?
そして
改めてさんびしました。。
なんと
それだけで
響き豊かになりました。
全く響きが変わってしまいました。
なんなのでしょう。
「かわった!すごい!響いた。
うたいやすい。」
皆が手を叩きました。
後で 聞きました。
1人1人
存在が引き出される
立ち位置があるのだと。

帰りの新幹線で
余韻に浸りながら
ぼんやり思い巡らしていました。
生徒さん ひとりひとりも
立ち位置がある、と思いました。
ひとりひとりに、
きっと音の世界は
それぞれに
ぴったりの かかわりがあるのだと
思います。

しずまって、音だけに聴く。
こちらに帰って1週間。
今まで、見えなかったもの
聴こえなかったものが、
見え、聴こえるように
なっていくように感じています。
と同時に、
音は、
まだ目に見えては 耳に聴こえては現れていないひとりひとりの音色が引き出される事を願われている、と感じます。
ひとりひとりは皆それぞれに素晴らしい!
かけがえのない存在。
ひとりひとりが、
音のよろこびに満たされますように!
ひとりひとり
それぞれに願われている姿に
なっていかれますように。
さいたま市浦和区/ 緑区 ピアノ教室
まえだやえこ
